中国株式相場は続落し、上海総合指数が2009年3月以来の安値

"華西証券の魏瑋アナリスト(上海在勤)は「流動性逼迫と経済成長鈍化が投資家にとっての主要な懸念材料で、それは変わっていない」と指摘。「ファンダメンタルズの流れが変わらないことから、株価は一段安となる余地がある」との見方を示した。
   12月27日(ブルームバーグ):中国株式相場は続落し、上海総合指数が2009年3月以来の安値となった。中国が発表した1-11月の工業セクター企業利益は伸びが鈍化、銀行間市場の金利が上昇し、流動性逼迫(ひっぱく)の深刻化が示唆されたことも重しとなった。
  工業利益の発表を受け、セメントメーカーの安徽海螺水泥(600585CH)は2.4%安。自動車メーカーの上海汽車集団(SAICモーター、600104 CH)は4.1%値下がりした。中国2位の銀行、中国建設銀行(601939 CH)は0.9%安で、2カ月ぶり安値となった。銀行間金利が6月以来の大幅上昇となったことが嫌気された。
  不動産開発の万科企業(000002 CH)は2.1%安、保利房地産集団(600048 CH)は3.2%下げた。中国最大の不動産ウェブサイトを運営する捜房網が、先週の住宅販売減少を発表したことが材料視された。

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